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レーシックより簡単!「バイオニックレンズ」

レーシック手術

視力の低下は年齢によるものばかりではなく、遺伝的な要因や環境によって、子どもの頃から始まってしまうケースも少なくありません。
障害眼鏡を手放せず、朝目覚めた時に最初にすることはメガネを探すこと、という方は多いのです。
もし、メガネやコンタクトレンズに頼らずに視力をアップさせることができるなら、人生のかなりの時間とエネルギーが節約できるのです。

現在最も一般的な視力矯正はメガネとコンタクトレンズですが、器具に頼らずに視力をアップさせるためにレーシック手術を選択する方は大勢います。
けれども、レーシックは角膜をレーザーで傷つけるため、やり直しが出来ないというデメリットがあります。
手術に成功しても、術後の激痛を訴える声も多く、少しずつ変化する視力にどこまで対応できるのかは未知数なのです。

また、レーシック手術によってドライアイになってしまったケースも少なくありません。
成功率が高く、視力の回復により快適な生活が送れる様になるとは言え、まだ歴史が浅い分、長期的な視野に立って「安全」とは言えないのが現状です。

視力矯正の最新技術

では、角膜を削ることなく視力を矯正することはできないのでしょうか。
実は、既に老眼治療に有効と言われているインプラント技術があります。
レイン・ドロップという小さな器具を角膜の下に埋め込む手術で、加齢と共に見えにくくなる近くのものに焦点を合わせやすくなります。

近年注目されているのがバイオニックレンズで、わずか数分の手術で視力を矯正でき、しかも痛みもほとんどありません。
イメージとしては、コンタクトレンズの様に目の上に装着するものですが、大きく違うのは視力を回復させる効果があるのです。

バイオニックレンズの手術

8分で完了する手術というのはいったいどの様な手術なのでしょう。
実は、生理的食塩水の中にレンズを入れ、それを注射器で眼球に固定するという簡単な手術なので、眼球を傷つけるもなく、後遺症もほとんどありません。

この手術によって得られる視力は3.0と言われています。
視力検査で一番下の文字や記号まではっきり見えるということです。

日本人にとって「目が良い」とされる視力は1.5ですから、その倍の距離のものがはっきり見える様になるわけです。
草原で生活する民族と異なり、かなり人口密度の高い日本でそれほどの視力が必要かどうかはわかりませんが、車の運転にはかなりの効力を発揮するはずです。

費用相場

バイオニックレンズはカナダの医師によって開発された視力矯正器具で、まだ実用化はされていませんが、今後数年内を目標にしてます。
開発途中ということもあり、健康保険の適用外であることは言うまでもありません。
医療保険はありますが、それ自体が高額であるため、コンタクトレンズやメガネ、レーシック手術に比べてもかなり費用が掛かるというデメリットがあります。

安く見積もっても20万円で、40万円は準備する必要があるため一般に浸透するまではまだ時間がかかるものと思われますが、将来的にはスマホやPCで低下した視力を回復される画期的な手術として定着していく可能性はあります。